【読書感想文】かがみの弧城

こんにちは、おひとりさまです。
今日はずーっと書きたかった「かがみの孤城」の読書感想文を。



これは元々借りた本なんですが
借りた時は「面白そう!」と思うと同時に
「こんな厚い本読めるかなぁ?」という一抹の不安もあった訳です。

と、いうのも
元来、自他ともに認める読書家とはいえ
年を取って長編の作品を読むのが億劫になってきたから。←おい

小中学校時代はそれこそ、ダレン・シャンやロードロスなどのファンタジーな児童書にどハマりして読んでたんですが(ちなみに今でもハリポタ大好きマンです。推しはハーマイオニーです。←聞いてない)


まぁここ最近は自己啓発とかビジネス本とかばっかり。サラッと読めるから暇つぶしには持ってこいなやつですね。

そんな感じだったのでこれを見た時は「この手のジャンルもう何年も読んでないのに読めるかなぁ」っていうテンションでした。

でも、読み切りました・:*+.(( °ω° ))/.:+*.
ので以降感想を。

多少ネタバレあります。
(感想文なので感想だけにしようと思いましたが、
多少本の内容も加えて書かないと
「面白かった!」とかいかにも薄っぺらい文章になってしまうと思うので)
まず、おおまかなあらすじとして。

主人公は中学1年生の不登校の女の子、安西こころ。
ある時部屋の鏡が光って違和感を感じて見てみたらなんだか知らない世界(鏡の中の世界。以降城とします)に来てしまう所からストーリーが始まります。

ぶっちゃけここの触りを読んだくらいだと
「なんかこの感じ、ナルニア国物語に似てるなぁ」と思いました。
この手のファンタジー要素が好きならハマりそうです。

で、この城に入り込めるのはこころを含めた少年少女たち。こころと同じ中学校に通っていて、それぞれに複雑な背景があるのが共通項。

特に前者はこの物語を読み進める上での超重要な鍵です(さすがにこの理由までは書きませんので読んでください)


この城にはルールがあり。
朝9時から17時まで。約束を破ると罰があります(罰の内容は…ゲフンゲフン。ここも結末に重要な影響を与えています)

そして城の中には鍵が隠されていて
鍵を見つけることが出来た人はどんな願いでも叶えられます。
と言うことでこの少年少女7人で力を合わせ、鍵を探していく…。


まあ、あらかたこんな感じ。
でもその鍵を探す過程の中に
たくさんの謎や仕掛けが施されていて
読みながら考えるのがまた面白いです。



とはいえ、私は中盤あたりの登場人物たちの会話の場面で一旦読む手が止まってしまったんですよね。

なぜなら長編読むとしたら恋愛物が好きなのでいい意味でプラトニックな「男と女」要素がない会話の部分がどうも味気無く感じちゃって。←おい



多分私みたいな変態で無い限りはサクサク読めますよ。ここまでも充分に面白いので。




でももっと面白いのは絶対に後半!
読んでて全然飽きないしラストの伏線回収はお見事としか言い様がない。
ちょい考えながら戦う感じのシーンもあったりして

この辺のシーンはハリポタ、ロードロス、ダレン・シャン、ナルニアあたりのファンは絶対にたまらないはず。本当に上記作品とちょい似た雰囲気あるんですよね。


からのラストは感動がじわっと来ます。
涙腺緩い人はハンカチ必須ですよ。悪いことはいいませんから。



最後まで読むと本当に全部が繋がってて綺麗で爽やかな読後感。
なにこれめっちゃ好きぃぃ!ってなること間違いなし!


長編小説からしばらく遠ざかっていた人にこそ読んで欲しい1冊だと思います。




今回はこの辺で!
最後まで読んでくれてありがとうございました( ´ω` )/


徒然日記

ミニマリストになりたい 独身アラサー女の日常を 徒然なるままに、思うがままに。

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